プレゼント活動が     始まるまでのSTORY

2021年11月、当店では絵本『えんとつ町のプペル』の原画を展示した個展バスを本屋に呼ぶイベントを行いました。(詳細はコチラ
このイベントのお客様として、放課後等デイサービス「あさひがおか」に通っている子どもたちと職員さんが来てくださいました。

「放課後デイサービス」とは、障害のある児童が学校終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービスのことをいいます。

後日、イベント参加のお礼も兼ねて施設を訪問しました。
本屋という職業柄、児童がどれだけ本を利用しているか質問してみたところ「子どもたちは本が大好き!」という嬉しい声を職員さんから頂きました。

しかし一方で「施設に自治体の予算がなかなか回ってこないため、常設の本が購入できない」という悩みも知りました。
そのため、職員さんは常に地元の図書館から多くの本を借りるという手段しか選択肢がなく、貸し出し・返却の往復にとても苦労されているのだそうです。

  • 放課後等デイサービスは本が不足しています

子どもたちの大好きな本に囲まれた環境で、放課後の時間を楽しんでもらいたい!

まずは、知り合い経由で読まなくなった本を集めて施設にプレゼントしてみようと思い立ちました。
すると、わずか2週間で150冊もの本と2000冊のコミックを頂くことが出来ました。

頂いた本を"あさひがおか"様にプレゼントしました!

しかし、「知り合いから貰う→プレゼント」の活動を続ける中で、2つの懸念点が浮かびました。
①受取を継続しないとプレゼント出来ないため、活動が長続きしない可能性がある
②せっかく本を頂いても、状態が悪くてプレゼントできない(ヨゴレや破れ等)ものが結構な割合で存在する


そこで、思いついたのが、プレゼントする本の予算を集める仕組みをつくることでした。
具体的には、支援者から頂いたお金で私の本屋から本を購入し、それを放課後等デイサービスや子どもたちにプレゼントするというシステムです。

これにより、キレイな本を子どもたちに届けることが可能で、継続して活動ができるようになります。
また、出版社とコネクションのある本屋が主体となって動くことで、様々な付加価値をつけたリターンを用意することが可能です。